サイエンスデイAWARD2018
創設されたAWARD詳細
-
- 審査基準
- 環境の視点から科学を「E」感じで表現したプログラムを表彰します。
- 副 賞
- 金銀銅鉛亜鉛鉄天然鉱石メダル
秋田県北部の北鹿(ほくろく)地域で採掘された黒鉱鉱石からメダルを作成.銅鉛亜鉛を中心とする複雑硫化鉱.
黒鉱鉱床は島弧や海底での火成活動に関係した鉱床で,鉱床成因についてはさまざまな研究が行われている.また複雑硫化鉱の製錬には,東北大学で開発された多くの研究成果がベースとなっている.オリンピックは,金,銀,銅のメダルはそれぞれ別々だけど,このメダルは,それらの金属を全部含んでいる.自然の多様性と恵みを感じていただければと思います.金属資源と環境問題は密接なつながりがあります.金属の析出現象の解明を通じて,金属資源,そして環境問題に関心を持っていただけたらと思います. - 受 賞
- 砂浜のマイクロプラスチックをさがしてみよう!
宮城県多賀城高等学校 SS科学部 - 受賞理由
- 捨てられて海に流れ着いたプラスチックが,粉々になって漂うマイクロプラスチックは,分解されずに蓄積して生態系に影響を与えることが懸念されています。自然界に紛れ込んでしまったマイクロプラスチックを取り出すことは本当に大変。展示では,ここに目をつけて,海岸の砂からマイクロプラスチックを探し出す体験を提供していました。ちょっと地味に見える展示でしたが,砂や貝殻のカケラからプラスチックを拾い出す子供たちの顔は真剣そのもの。プラスチックをきちんと処理することの大切さを,身をもって学んでくれたと思います。環境を大事にする思いを伝える展示は,まさに「E」でしょう,でした。