開催報告
- 概要
- アンケート結果(おとな)
- アンケート結果(こども)
- 主な掲載・放映実績
このたびは、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011にご出展・ご来場いただき、誠にありがとうございました。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイは、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、現代社会では実感する機会が少ない科学や技術の"プロセス"を、 こどもから大人まで五感で感じられる場づくりを目指すものです。
5回目を迎える今年度は、3 月に発生した東日本大震災からの復旧・復興にむけて、ここ学都「仙台・宮城」から発信し ようと、当初の予定通り、7月10日に開催。
東北大学ならびに産業技術総合研究所東北センターが共催となり、大学・研究所や企業など計76団体(昨年度:56団体)に協力いただき、それぞれの"プロセス"を形にした計68プログラムが出展されました。
なお今年度からは、中学・高校の科学系部活動も複数出展しました。当日7月10日(日)は、例年より約7℃高い真夏日(最高気温34℃)となり、午前10時頃には三陸沖M7.3の余震が発生するなど影響が心配されましたが、東北大学川内北キャンパス講義棟を会場に、計68プログラムが実施され、(内訳:体験プログラム;41ブース、講座プログラム;27講座計86回実施)約5,800人の方にご来場いただき、大盛況のうち無事終了することができました。
ご出展者・ご来場者各位、ならびにご協力いただきました関係諸団体に、心から御礼申し上げます。
各プログラム内容やアンケート結果など詳しい開催結果は、こちらのホームページでご覧いただけます。
→ 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011の詳しい開催結果はこちら
→ 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011の出展プログラム一覧はこちら【出展規模】
●出展者数(1日間)・・・76団体(昨年度54団体)
●プログラム数(1日間)・・・68プログラム(昨年度56プログラム)
◇講座プログラム:27講座(昨年度18講座)・計86回実施(昨年度計40回実施)
◇体験プログラム:41ブース(昨年度33ブース)【来場者数】
日 付:7月10日(日)
天 候:晴れ 一時 雨(最高気温34℃)
対 象:こども~おとな
来場者数:5,811人 (昨年度 5,642人)サイエンスデイAWARD2011表彰式・交流パーティー開催!受賞者決定!!
また、今年からの新しい試みとして「サイエンスデイAWARD」を企画しました。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイに出展された各プログラムの中から、あなたが"よい"と思ったものを、個人・団体を問わず表彰するものです。
※サイエンスデイAWARDの詳細についてはこちらをご覧ください。今年度は、25の個人・団体が賞を新設し、計30賞がつくられました。
うち当日申込が8賞でした。賞新設者各位に心からお礼申し上げます。7月19日(火)東北大学片平さくらホールにて開催した表彰式には、会場いっぱいとなる、130人を超える方にご臨席を賜りました。
表彰式では各受賞者が発表され、各賞新設者から表彰状と受賞理由、そして各賞新設者の特長を活かしたユニークな副賞が贈られました。
計19団体が受賞し、一冠受賞が13団体、二冠受賞が3団体、三冠受賞が1団体、四冠受賞が2団体ありました。
各受賞者の皆さま、誠におめでとうございました。"よい"科学や技術とは、そもそも何か。サイエンスデイAWARDは、参加する一人ひとりがそれを考え、自由に提案することを通して、心豊かな社会を模索し創造する場となることをめざしていきます。
② 次にやってみたいことや気づいたことをかいてください。
- 体験プログラムはもう少し参加枠が多いと良かった。当日参加申込で良いものもあったので楽しめました。
- 見たいもの、やりたいことが複数あって時間が重なって見られず残念。2日間とかやって欲しい。
- 体験プログラムでも整理券が必要な場合は書いてほしい。やりたいものができなくて残念。
- もっと小さな子どもも参加できるのがあったら良かったと思います。
- 親子で来ているので、子供のみ参加でない様なスタイルを次は望む。
- もう少し対象年齢を高くしたものがあってもよい気がしました。
- 初めてで整理券を配る方法等よくわからなかったので、案内所でよく説明してもらえるとうれしいです。
- とても暑い中、説明してくれる学生さんたちが汗だくで一生懸命な分、体調が心配になりました。
- 対象年齢に応じた言葉の利用、文字を使うよう心掛けてほしい(とくに漢字や熟語など)
- スライドの言葉などを子供もわかりやすいようにして頂けるといいかナと思いました。
- 予約制なのがとても良かったです。事前に考えて子供と相談して回ることができてよかったです。
- 小学生低学年でもわかるように、説明のパネル等にふりがなをつけていただけると良いです。
- ほとんどがweb予約で埋まっていて、参加できないプログラムが多く残念。もう少し当日枠があるとよい。
- 今回は震災の影響がとても大きく節電はしかたないとおもいますが、とにかく教室内が暑くゆっくり勉強 できなかった。ただでさえむずかしいのに...。講師の方やスタッフのいらいらが伝わってきてざんねん(汗)
- 一応年齢を見て中学生用のプログラムにさんかしたが、周囲のほとんどが小学生以下の子供ばかりでもう少し 高学年(中学生)用のプログラムや講話がほしいかも。
- 学生さんは暑い中がんばってくれました。ありがとうございます。発表者は言いたいことを言うのではなく、 発表者を考え、興味をひく発表をして下さい
- 子供にとって理由が分からなくても、おこった現象は理解できると思います。なので、体験型のブースは とてもありがたいと思いました。
- 地球科学を希望
- 1年生2年生のプログラムを増やしてほしい。
- 受付の仕方がいまいちわかりにくかった。
- 幼児・赤ん坊連れのための休憩所がほしいです。
- 朝から参加すればよかったです。
- もっとてきぱきやって欲しい。
- 暑かったので時期をずらすなど工夫を。
- お昼の準備が必要だった。
- スタッフたちの要領の悪さがあった
- LEDの講座を増やしてほしい
- 昨年と同じ講座がありつまらなかった
- 毎年違ったものを多く取り上げてほしい
- 言葉が難しいので簡単に説明してほしい。
- 小さい子供用のプログラムもあると嬉しいです。
- 自由参加型のプログラムを増やしてほしい。
- 幼児も体験できるものがあるともっと楽しくなると思う。
- 節電でエアコン使用しない場合窓やドアを開けてほしい。
- 小学生が大学に来れるというのは、それだけで喜んだ。
- もっと楽しいプログラムたくさん!お願いします。
- とくに、講座プログラムは子供のみの予約にしてほしい。
- やってみたいことだらけで、まわりきれませんでした。
③ ご意見やご感想など、ご自由に書いてください。
- とにかくたのしかった(^_^)
- もうちょっと定員を増やしてほしい
- 益々の発展を祈ります。日本の力です。
- 講座によっては暑過ぎて集中できなかった
- 新聞にチラシを入れるとよかったのではないか
- またこういう機会を作っていただければと思います。
- 普段の生活で科学が深くかかわっているのが良くわかった。
- がんばっていた人たち皆さんにありがとう!熱中症に気をつけて。
- まだ、これから会場を回ります。次回はもう少し早く来たいです。
- 子どもたち楽しく過ごせました。ありがとうございました。
- いろいろな講義があり、普段出会えない科学に出会えてよかったです。
- 毎年、参加しやすく、分かりやすくなっていて良かったです。助かります。
- たのしかったです。今度はもっといろいろなプログラムに参加したいです。
- 参加したいプログラムが多かったが、予約が早くに埋まっていて残念でした
- 今回は地震や放射線などの身近な出来事に対応したテーマが多かった。
- 去年も参加しましたが、今年はホームページで予約を入れたのでスムーズでした。
- 高校生や大学生がとても分かりやすく説明してくださり、よかったです。
- とても楽しく、親も勉強になりました。講師の皆様も親切で来年も参加したいです。
- 孫のお供で来ましたが、知らない事をいっぱい学ばせて頂き、とても楽しかったです。
- 1日ではまわりきれないほど充実したプログラムが多かった。次回も楽しみにしたいです。
- おにぎりだけでなくもう少し売店や露店があると子供連れでも楽かなと思います。
- 節電のためとはわかっているものの閉鎖的な空間での展示や実験は暑かったです
- 今年は初めてであまり内容がわかりませんでしたが、来年もまた来たいと思います。
- スタッフのみなさんはとてもやさしくて、また来年のサイエンスデイに行きたいと思います。
- 来年もきっと参加したいと子どもは言うと思います。関係者の皆様ありがとうございます。
- どうしても兄妹つれてくるので下の子(幼稚園児)ができる体験が少ない。暑かったです。
- 子どもがいろいろな事を体験できてとても良かった。科学に興味を持ってくれるといいなと思います。
- 広告、宣伝が少ない。交通アクセスが悪い。駐車場が少ない。期間が短い。短時間で全部見られない。
- 暑い中お疲れ様でした。もっといろいろ体験したかったので次回は複数日あると良いと思います
- 子供たちと講義を受けたが、子供たちが強い関心を示すようなプログラムではなかった(放射線とは?)
- 子供がもっとサイエンスに親しめるように期待しています。暑過ぎて大変だったので、もう少し涼しい季節に開催されるといいです。
- 気象台の出展ではれるんがカワいく、写真まで撮ったのに、年輩の方のスタッフさんが頭がかたく子ども向けのゲームでこれじゃだめ!ちがーう!と 言っていた・・・(汗)子どもなんだからむきに・・・
- 整理券が必要な講座券がなりなくなって受けられず残念だった。でも他のもいろいろ楽しかったです。ありがとうございました
- 企画はとても良いが、いろいろなこと(場所・受付方法・楽しみ方など)がわかりづらく時間を無駄にしてしまった。
- アンケート用紙にお金をかけすぎではないでしょうか?この会場はとてもキレイで心地よかった。今日のように暑過ぎの対策で冷たいものの販売を 多くされてはいかがでしょうか?
- 小学校に渡されたパンフレットがなければ知らずにいました。公共交通機関の利用方法がわからず、暑い中歩いて参加しました。
- 会場が分からなくてタクシーを使ってきました。子供にとって良い体験ができたので、タクシー代を払う価値がありました
- 節電は時節柄仕方ないこととは思いますが、小さな子供が多く参加していること、出展者が気の毒など思いました。もう少し冷房をつけるべきだったのでは。
- 内容がとても面白く選べる講座がたくさんあってよかったです。説明がもう少し子供向きなら聞きやすいなと何回か思いました。
- 受付の対応が悪い。どこに何があるのかわからない。受付の表示は上にすべき。時間前にどう並ぶのかわからず手間取っていてキャンセル扱いされた。
- 小学生が理解するには難しい説明もありました。一方的にお話しくださるのではなく、子供が簡単な質問に答えるような機会もいただけると、 子供自身が内容を自分で考えられるように思います。
- 緑も多く環境もいいので、楽しめると思いました。歩いていても気持ちいいので!キッズスペース(小学生以下が楽しめる)などがあるといいかナー
- 大変充実した内容で感動しました。今年東京から仙台に引っ越しましたが、なかなかない良いものだと思います。国立科学博物館によく行きましたが、 ずっと楽しいです。年に1回というのが残念です。
- とても、おもしろかったです
- 来年も来たい。
- はじめてでしたが楽しかったです
- また来たいです。
- 一日だけというのはもったいない気がしました
- 暑いなかありがとうございました
- 参加型で大人も子供も楽しめました
- サイエンス!
- 来年また来たいです。
- 駐車場がないと気軽には来れない。
- 今後もこのような催しを続けてください。
開催趣旨
この度の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さま、ご関係者の方々に心からお見舞い申し上げます。
学都「仙台・宮城」サイエンスデイは、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、現代社会では実感する機会の少ない科学や技術のプロセスを、こどもから大人まで五感で感じられる場づくりを目指して始めた活動です。このような場づくりを通じて、既存の枠組みを超えた多様な人と人の思いが共鳴しつながることを願って、古くより学都として知られる仙台・宮城の地で歩みを始めて本年度で4回目を迎えます。
社会の成熟化に伴い、科学や技術はブラックボックス化し、わたしたちは便利さと引き換えに、科学や技術のプロセスを五感で感じられる機会を失ってきました。しかし、それら科学や技術をつくるのは、当然のことながら人であり、試行錯誤のプロセスがあり、そこには人の思いがあります。その思いが科学や技術はもちろんのこと、わたしたちの社会をつくる原動力となることは、どんなに大きな環境の変化があっても変わらないはずです。そして、その思いは共鳴し合うことで大きくなり、わたしたち一人ひとりが困難に立ち向かい、心豊かな社会をつくる原動力となることを、わたしたちは信じています。
学都「仙台・宮城」サイエンスデイが、科学や技術のプロセスを五感で感じられる場づくりを通して、既存の枠を超えた多様な人と人の思いが共鳴し合いつながる場となること、そして知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することを願い、本年度も学都「仙台・宮城」サイエンスデイを開催いたします。本年度も継続して開催することができましたのも、ひとえに皆さまのご理解・ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。この場づくりに、皆さまのご協力をお願い申し上げます。
特定非営利活動法人 natural science
企画概要
〜科学のプロセスを五感で感じる ・ 科学で地域が見える〜
古くより学都として知られる仙台・宮城の地には、自然豊かな環境のもと、多様な科学や技術が生まれ、それらがつながり合いながら積み重ねられ、醸成されてきた歴史があります。それら多様な科学や技術の一つひとつは、人の思いを原動力に試行錯誤のプロセスを経て形づくられてきたものです。
現代社会では実感する機会が減少した科学や技術のプロセスですが、「科学って、そもそもなんだろう?」の視点から、人が試行錯誤してつくりあげてきた科学や技術のプロセスをより多くの人が再発見できる場を地域につくりたいとわたしたちは考えています。それは、試行錯誤してつくる人の思いにこそ、わたしたちの未来をつくる原動力、そして立場や世代の壁を超えて共感・共鳴の輪を広める力があると信じているからです。それはまた、科学を切り口に、わたしたちの地域を再発見できる場にもつながるでしょう。
このような場を実現することを目指して、「科学を五感で感じる・科学で地域が見える」をコンセプトに、科学や技術のプロセスをこどもから大人まで五感で感じられるイベント『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ』を今年度も開催します。さらに今年度からの試みとして、よい科学や技術のプロセスを複眼的に顕彰し合う「サイエンスデイAWARD」を創設します。
以上のような取組みを通して、科学を切り口に、既存の枠を超えた多様な人と人の思いが共鳴し合いつながる場となること、そして知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することをめざします。
ステップと期待する効果
ステップ① 科学や技術の「プロセス」を体験
普段の生活ではなかなか見ることのできない 科学や技術の「プロセス」を、各出展団体がそれぞれの思いで形にした体験/講座プログラムを通して来場者が体感することで、こどもから大人まで各人各様の感じ方から自然な形で興味・関心が喚起される。
ステップ② 試行錯誤してつくる「人」との対話
喚起される興味・関心は各人各様である。試行錯誤してつくる「人」との対話を通じて、それぞれの人が「知りたい」と思うところから、それぞれ興味・関心を深めることができる。
ステップ③ 多様な「プロセス」を再発見
複眼的な視点から よい科学や技術の「プロセス」を顕彰し合う「サイエンスデイAWARD」により、多様なプロセスがアーカイブ化され、それぞれの人がその価値を再発見できる。
ステップ④ 生活の中で関連事項と遭遇
本企画は地域資源で構成されているため、本企画終了後もわたしたち市民が普段の生活の中で関連事項と遭遇する機会は多い。これまで何気なく利用していた製品や成果等の「結果」を見ても、本企画をきっかけにその背景にある「プロセス」も想像でき、興味・関心が継続し、身近に感じられる効果が期待される。
ステップ⑤ 毎年恒例イベントとして継続的な参加
毎年開催により認知度は高まりつつあるものの、今後も地道に連携機関を増やしながら、地域の恒例イベントとして定着を図ることで、科学や技術に興味・関心のある人から、普段は科学や技術にあまり馴染みのない人まで、幅広い層が科学や技術のプロセスを楽しむことができる場を地域に創出していく。
開催概要
- 名 称
-
①学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2013
②サイエンスデイAWARD2013表彰式・交流パーティー - 日 時
-
①2013年7月21日(日) 9:00~16:00
②2013年7月25日(木) 14:00~(予定) - 会 場
-
①東北大学川内北キャンパス 講義棟 (宮城県仙台市青葉区川内41)
②東北大学片平さくらホール(宮城県仙台市青葉区片平2-1-1) - 主 催
- 特定非営利活動法人 natural science (2007年6月設立)
- 共 催
- 東北大学、独立行政法人産業技術総合研究所東北センター、宮城県、仙台市科学館、仙台高等専門学校、ディスカバリー・ジャパン株式会社
- 後 援
- 仙台市、宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、東北学院大学、東北工業大学、東北経済産業局、 一般社団法人東北経済連合会、 公益財団法人東北活性化研究センター、社団法人みやぎ工業会、仙台管区気象台、独立行政法人理化学研究所、仙台商工会議所、 仙台市PTA協議会、宮城県中小企業団体中央会、社団法人日本技術士会東北支部、 一般社団法人宮城県発明協会、 NHK仙台放送局、東北放送、 東日本放送,仙台放送、ミヤギテレビ、 DateFM、 河北新報社、 読売新聞東北総局、産経新聞社東北総局、 朝日新聞仙台総局、 毎日新聞仙台支局、日刊工業新聞仙台総局、 時事通信社仙台支社、共同通信社仙台支社
- 入 場 料
- 無料
- 来場対象
- こどもからおとなまでどなたでも
- 来場見込
- 約6,500人(2012年実績:6,311人)
- 出展費用
- 無料(ただし出展に関わるその他の費用はご負担下さい)
- 出展募集
- 約85プログラム
- お問合せ
-
特定非営利活動法人 natural science 事務局 大草芳江
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル3階 Five Bridge 内
Tel.022-721-2035
URL http://www.natural-science.or.jp/
お問合せフォーム - 備 考
- 本事業は、独立行政法人科学技術振興機構の平成25年度科学技術コミュニケーション推進事業「機関活動支援」を受けて実施しています
応援メッセージ
掲載順序は到着順です
宮城県知事 村井 嘉浩 さん
『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ2011』の開催に当たり,一言申し上げます。
このたびの東日本大震災では,多くの県民の方々が犠牲になったほか,建物や産業等に甚大な被害をもたらしました。あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに,被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
さて,この大震災により私たちは身の回りに普通に存在していた自然の恐ろしさを目の当たりにするとともに科学の在り方などについても深く考えさせられる結果となりました。
『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ』は,大学等の研究者や企業等の技術者など,現場の方々が「おもしろい」と思うプロセスを形にして子どもはもとより大人までが,科学のおもしろさを体験できるイベントと聞いております。技術立国日本,科学立国日本と言われて久しくなりますが,近年,児童・生徒・学生等の理科離れ,科学離れが顕著になっている中にあって,このような取り組みは,学校や職場という単位ではなく,地域レベルでの成果が期待されているところです。
復興に向けた取り組みはまだ始まったばかりですが,宮城,東北を元気にするイベントの一つとして,多くの企業様や県民の方々にご参加いただければと思います。私たちはいつまでも下を向いているわけにはいきません。県民の皆さんとともに,しっかり前を見つめ復興に向けて頑張ってまいります。
仙台市教育委員会 教育長 青沼 一民 さん
このたびの『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011』のご開催は誠に意義深く,心よりお祝い申し上げます。 今,私たちの街「仙台・宮城」は全国から心のこもった温かな応援をたくさんいただきながら,まさに東日本大震災からの復興へと歩み始めたところです。 今回の参加者の中には自分の通っていた学校の校舎から場所を移して,いろいろな制約の中で,たくましく学んでいる小・中学生がいることと思います。
これからの仙台・宮城の復興の担い手となる小・中学生のみなさん,自然と人間が共生していくときに科学技術の発達は大変重要な意義があります。 この企画はふだんなかなか見られない科学・技術のプロセスを五感で体感できる絶好の機会です。 さらに,その一つ一つの体験・講座プログラムを開発した地域の大学・研究機関・企業の研究者や技術者の皆さんにも接することができる機会でもあります。 皆さんが元気に学ぶ姿は復興のシンボルなのです。その姿に多くの方々が励まされ,復興の歩みを進めることでしょう。 がんばれ!仙台・宮城の子どもたち
経済産業省 東北経済産業局長 豊國 浩治 さん
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011』の御開催おめでとうございます。
サイエンスデイのことを聞いて、自分が子どもの頃、鉄腕アトムを夢中になって見ていたことを思い出しました。私と同年代の方ならテーマソングで覚えていると思いますが、鉄腕アトムは「科学の子」です。鉄腕アトムは、人類が生み出した科学の力で未来を切り開くことがテーマになっているのです。
子どもの頃、鉄腕アトムにはなれなくても、お茶の水博士のような博士になりたいと夢見たこともあったのですが、それは夢で終わってしまいました。自分ができなかったくせにと言われそうですが、サイエンスデイで科学を身近に体験していただき、御参加された生徒の皆さんの中から、未来の博士が生まれることを願っています。