開催報告
- 概要
- アンケート結果(おとな)
- アンケート結果(こども)
- 主な掲載・放映実績
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』にご出展・ご来場いただき、誠に有難うございました。
おかげさまで多くの方にご来場いただきまして、大盛況のうちに無事終了することができました。
ご出展者・ご来場者各位ならびにご支援・ご協力いただきました関係諸団体に心から御礼申し上げます。
出展者数とプログラム数および来場者数を以下にご報告させていただきます。
【出展規模】
●出展者数(1日間)・・・54団体
●プログラム数(1日間)・・・56プログラム
◇講座プログラム:18講座(計40回実施)
◇体験プログラム:33ブース
◇基調講演・・・西澤潤一先生のご都合により中止
◇トークショー・・・4講演
◇「科学と社会」意見交換・交流会・・・1講演【来場者数】
日 付:7月11日(日)
天 候:曇のち雨
対 象:子どもから大人まで
来場者数:5,642人
みんなが使った水をキレイにする微生物たちに会ってみよう
(公益社団法人宮城県生活環境事業協会)
ペットボトルで下水処理場 ~下水処理が"すっきり" "はっきり"分かります~
(仙台市建設局)
川の汚れ浄化ゲーム体験、高校生による科学研究の紹介
(宮城県石巻工業高校)
伝統的な木造建築の組立てを体験しよう!
(宮城県立大崎高等技術専門校)
① イライラ棒で遊ぼう!②ラダープログラムを作ろう!
(宮城県立仙台高等技術専門校)
手作りおみくじマシーン・じゃんけんマシーンを体験しよう!
(宮城県立白石高等技術専門校)
探査機を宇宙に送ろう!
(仙台市科学館、日本アイ・ビー・エム株式会社)
ハンダゴテで電子工作をしよう!
(特定非営利活動法人 natural science)
sandscape(砂のアート)
(ビルド・フルーガス)
過去の津波を知るために:仙台平野の津波堆積物
(東北大学GCOE「変動地球惑星学の統合教育研究拠点」、東北大学大学院・工学研究科附属災害制御研究センター・津波工学研究分野)
安全安心の足元学~地形地質から学ぶ~
(特定非営利活動法人 防災・減災サポートセンター,岩手大学地域連携推進センター)
いろいろな植物を調べてみよう!
(宮城県農業・園芸総合研究所)
おいしい米を科学する
(宮城県古川農業試験場)
海の小さな生き物達を観察してみよう!
(宮城県水産技術総合センター)
見えないものをはかってみよう!
(株式会社仙台測器社)
「ミクロ」の世界に行ってみよう!!
(株式会社東栄科学産業)
本づくりを体験してみよう!
(笹氣出版印刷株式会社)
光と遊ぼう!
(株式会社ミウラセンサー研究所)
「歯のない歯車」って何?体験してみよう!
(株式会社松栄工機)
失敗は成功のもと!~失敗から生まれた大きな発明~
(経済産業省東北経済産業局 特許室)
透明な粘土があるって本当!?粘土の不思議に迫ってみよう!
(産業技術総合研究所 東北センター)
最先端の新エネ技術「燃料電池」を学んで体験しよう!
(独立行政法人産業技術総合研究所)
ENEOS わくわくキャンドル作りと環境の教室
(新日本石油株式会社東北支店)
二酸化炭素削減・省エネに役立つ「直流給電」を体験しよう!
(東北電子産業株式会社)
塩釜の蒲鉾を揚げた植物油がエコエネルギーに大変身!
(塩釜市団地水産加工業協同組合)
燃料電池のひみつ。電気をつくってみよう!
(新日本石油株式会社東北支店)
①すべらない秘密を体験しよう!②天然ゴムでスーパーボールを作ろう!
(弘進ゴム株式会社)
携帯電話やゲーム機に使われているCPUに触れてみよう!
(株式会社システム・アイ)
四輪型ロボットを体験しよう!
(日本ナショナルインスツルメンツ株式会社)
プチロケットを作って飛ばそう!
(宇宙航空研究開発機構JAXA角田宇宙センター)
光ファイバと光ファイバをつなげてみよう!
(古河電気工業株式会社)
光をつかって、話をしよう!
(東北大学金属材料研究所 松岡研究室)
半導体をつくる装置ってどんなもの?
(東京エレクトロンAT株式会社)
データ記憶装置の主役,ハードディスクドライブとは?
(東北大学電気通信研究所 村岡研究室・IT21センター)
携帯電話を分解してみよう
(東北大学電気通信研究所 末松研究室)
携帯電話がつながるしくみを知って安全に楽しく使おう!
(NTT ドコモ 東北支社)
光ファイバで松島のイルカをのぞいてみよう!
(株式会社NTT東日本 宮城支店)
「通信のしくみを知って、未来へ挑戦しよう!!」
(有志によるトークショー実行委員会 電子情報通信学会東北支部後援)
「ボトルネックを解消せよ!」~小説『ザ・ゴール』をゲームで体感しよう!
(桂技術士事務所)
社会生活から読む近代日本史
(加藤 諭氏 ・東北大学 文学研究科 日本史研究室)
コイルと磁石でモーターを作ろう!
(仙台市太白少年少女発明クラブ)
世界でひとつだけの紙ひこうきをつくろう!
(ODAプレーン愛好会 )
生物多様性ってなあに?
(東北大学大学院 生態適応グローバルCOE)
仙台管区気象台「出前講座」
(仙台管区気象台)
有機半導体でトランジスタを作ろう
(東北大学原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR))
ペットボトルで雪の結晶をつくろう!
(東北大学GCOE「変動地球惑星学の統合教育研究拠点」)
自然のすごさはどこにある?
(東北大学大学院環境科学研究科 石田研究室)
くふうは発明の第一歩!オリジナルの作品を作ろう!
(経済産業省東北経済産業局特許室)
真昼の天体観測会 移動天文車ベガ号による「真昼の天体観望会」
(仙台市天文台)
「科学と社会」意見交換・交流会
開催趣旨
謹啓
時下ますますご清祥の段お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
近年、わが国の科学技術研究及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」の基盤を揺るがす深刻な問題として、子どもたちの「理科離れ」が叫ばれています。「理科離れ」は単に「個人的に理科が嫌い」であるという問題ではなく、理科を学ぶ過程で本来養われるはずの「知的好奇心」や「論理的思考力」などの低下を意味しています。その結果として、文理問わず高等教育を理解できない学生が増大し、大学教育の質の維持が著しく困難に陥っているというかたちで問題は顕在化しており、もはや「理科離れ」問題は、国民全体による知の問題、すなわち社会的リスクであると捉えられています。
これらの社会的背景に、社会の細分化・複雑化に伴い、個々は専門家に任せ、表面だけを利用するブラックボックス化が進んだことがあります。その結果、わたしたちは効率性と引き換えに、本来そこにあるはずの自己と対象との関係性を実感することが困難な状況に陥っています。しなしながら本来、自己と対象との関係性の集積が、すなわち社会です。この自己と対象との関係性が見えない危機こそが、個人・地域社会・国レベルでの問題の本質的な原因とnatural science では捉え、そこから解決策を見出していきます。
自己と対象との関係性を最も実感しやすい範囲として、natural science は社会の中でも特に"地域"に着目します。自分が社会に与えている影響と、自分が社会から受けている影響を実感できることで、人は自らの社会的存在意義を自覚し、主体的に活動することが出来ます。このようなひとりひとりの内発的モチベーションによる主体的なアクティビティーが、地域をつくり、そして社会全体をつくるドライビングフォースとなります。つまり"地域"こそが、社会をつくる基盤であると同時に、社会全体をつくる原動力として、大きな可能性を秘めているのです。
そもそも「科学」の本質は、観察からはじまります。対象に直接触れ、自分の目で見て、自己と対象との関係性を五感で感じることなしに、知的好奇心・論理的思考力が養われることはありません。「科学」と言うと「科学は専門家だけが知っていればいい」と自己と科学との関係性を認識しようとしない風潮や、または成果ばかりが注目されがちですが、そこに至るまでのプロセスにこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方、すなわち自己と対象との関係性を構築する姿勢が隠されています。
natural scienceは「科学」を切り口に、自己と対象との関係性の可視化・再構築の場として機能することを「科学で地域づくり」と位置づけ、日々の科学教育・研究開発活動の他、年に一度、地域の企業や大学・研究機関との協働で、地域ぐるみでの体験型科学イベントを毎年開催しています。当イベントは、製品や成果などの"結果"だけでなく科学・技術の"プロセス"を五感で感じられる体験ブース群と講座ブース群で構成されており、イベントを通じて、地域の企業や大学・研究機関等の科学・技術をどなたでも身近に感じられる機会となることを目指しております。
2008年度開催の『第1回 natural scienceシンポジウム』を更に発展させる形で、2009年度は『学都「仙台・宮城」Scienceday(サイエンス・デイ)』 として2日間開催し、出展者数のべ50団体・体験プログラム数のべ69プログラム、来場者数は約1,500人の規模となりました。第3回目となる今年度は、会場をこれまでの東北大学片平さくらホールから、より広い面積の東北大学川内北キャンパスへと移し、『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2010』として開催します。
以上のような『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』という場が、地域の企業、大学・研究機関、生涯学習施設の枠を超え、「科学」を切り口とした地域における新たなコミュニケーションの場として機能することで、「科学で地域づくり」へむけた着実な一歩となることを目指します。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
謹白
特定非営利活動法人 natural science
企画概要
〜科学のプロセスを五感で感じる ・ 科学で地域が見える〜
五色のサイエンスの文字は、「五感で感じること」と「科学の多面性」を表しています。また黒箱は、「ブラックボックスを開けること」と「多様な主体が一堂に集う場」を表しています。
社会の成熟化に伴い、科学や技術はブラックボックス化し、わたしたちは便利さと引き換えに、科学や技術のプロセスを五感で感じる機会を失ってきました。しかしながら科学や技術のもたらす結果を一方的に享受するだけでは、科学離れ問題や科学リテラシー不足などの社会的リスクを回避することはできません。
ならば、ブラックボックスを少しだけ開けてみて、科学や技術のプロセスを五感で感じられる場を地域につくりましょう。仙台・宮城は、大学や企業・研究機関等が密集する、本来ならば科学や技術が身近にある地域です。『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』では、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、科学の結果だけでなくプロセスを五感で感じられる場づくりを通して、科学を切り口に「仙台・宮城」が見える場づくりを目指します。
【ポイント】
以下2点を満たす体験型ブースを募集します
①結果だけでなく「プロセス」を五感で感じられる
②研究者や技術者など現場の「人」の思いが伝わる
【ポイント】
実験工作教室や講演会などの講座型ブースを募集します
・募集対象(学年・年齢等)や募集人数等はご相談の上決定
・参加者の募集や割振は事務局で担当(事前申込制、整理券配布)
Q.『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2009』に参加して、科学に対する新しい発見はありましたか?
2009のアンケート結果より
・生活の中で科学が生かされていることが新鮮でした。
・よそうよりかがくがすすんでいた。
・いろいろな技術が暮らしとつながっている。
・中高生時代で知っていた科学がとても進んでいてびっくりした。
・自分が学んでいる学問と意外と関係が深かった。
・油が本当に燃料になったのでびっくりした。
・身近なことでも知らないことがたくさんあると気づきました。
・地球温暖化に対する進んでいる技術があった!
・体験して初めて理解することがたくさんありました。
・いろいろと聞くと奥が深いということが分かった。
・自分の仕事外の技術等を知り、楽しくまた脳のリフレッシュになる。
・子どもの口からおもしろいと何回も出てきました。
ほか多数
昨年の出展団体一覧(のべ50団体)
(株)仙台測器社、日本ナショナルインスツルメンツ(株)、 (株)ミウラセンサー研究所、 ソートR&D(株)、東北電子産業(株)、笹氣出版印刷(株)、 (株)システム・アイ、 経済産業省東北経済産業局特許室、 (株)東栄科学産業、 (独)産業技術総合研究所、 (独)産業技術総合研究所東北センター、塩釜市団地水産加工業協同組合、 (特非)防災・減災サポートセンター、(株)サンギョウサプライ、もっち小屋でん、 岩手大学地域連携推進センターリモートセンシング実利用技術開発室、 弘進ゴム(株)、 宮城県農業・園芸総合研究所、宮城県畜産試験場、宮城県古川農業試験場、 宮城県水産技術総合センター、仙台市天文台、仙台市科学館、 (独) 宇宙航空研究開発機構 JAXA、東北大学環境科学研究科石田研究室、 仙台市太白少年少女発明クラブ、東北大学文学研究科日本史研究室、 新東北化学工業(株)、 (株)松栄工機、東北大学生態適応グローバルCOE、 東北大学グローバルCOE「変動地球惑星学の統合教育研究拠点」、桂技術士事務所、 東北大学BASEプロジェクト、東北大学大学院工学研究科 災害制御研究センター、 東北工業大学、東京工業大学 生命理工学部、東北学院大学教養学部、 東北学院榴ヶ岡高校、東北学院大、東京大学工学系研究科、 (独)科学技術振興機構さきがけ、(独)日本学術振興会特別研究員、 琉球大学農学部亜熱帯動物学講座、明治大学先端数理科学インスティテュート、 東北大学工学部、東北大学大学院理学研究科地学専攻、宮城県石巻工業高等学校
Q.『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2009』に参加して、科学に対する新しい発見はありましたか?
2009のアンケート結果より
・意外に東北がすごかった。
・地元企業でもがんばっているところはいっぱいあるようで楽しかった。
・普段知らない企業が活躍していることがわかった。
・身近なところで新しい技術が役に立ち、開発に関わっている人がいるのだな~。
・社会的な技術を考えている企業が多いと知った。
・地域にこれだけの知的財産があること。
・近所の会社が出展していた。
・地元企業さんの努力を知ることができました。
・費用がかかって大変だけれども、がんばって取り組んでいる企業を応援したい。
Q. ご意見・ご感想等、ご自由にお書きください。
2009のアンケート結果より
・知識では知っていたが、実際にどうしてそうなるのか、何を使っているかがわかってよかった。
・私も子どももとっても楽しかった。体験しながら何故か考えながら知ることができてとにかく楽しかった。
・ものすごく楽しかったです。またいきたいです。
・びっくりすることがいっぱいあった。
・とても楽しくフレンドリーな会場でした。内容もとても充実していました。
・普段は聞くことができない話や会えない人と出会って話ができ、新しく興味を持つことができた。
・子どもがこんなに興味を持ってうれしく思いました。
・科学技術の発展を目で見ることができてよかった。
・もっとこのような会を開いてほしいです。宣伝してほしいです。
開催概要
- 名 称
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①学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2014
②サイエンスデイAWARD2014表彰式・交流パーティー - 日 時
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①2014年7月20日(日) 9:00~16:00
②2014年7月25日(金) 14:00~(予定) - 会 場
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①【メイン会場】東北大学川内北キャンパス 講義棟 (宮城県仙台市青葉区川内41)
①【サブ会場】東北大学カタールフレンド基金ホール(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6)
②東北大学カタールフレンド基金ホール(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6)
- 主 催
- 特定非営利活動法人 natural science (2007年6月設立)
- 共 催
- 準備中
- 後 援
- 準備中
- 入 場 料
- 無料
- 来場対象
- こどもからおとなまでどなたでも
- 来場見込
- 約8,000人(2013年実績:7,206人)
- 出展費用
- 無料(ただし出展に関わるその他の費用はご負担下さい)
- 出展募集
- 約100プログラム
- ● 問 合
-
特定非営利活動法人 natural science 事務局 大草芳江
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル3階 Five Bridge 内
Tel.022-721-2035
URL http://www.natural-science.or.jp/
お問合せフォーム - 備 考
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独立行政法人 科学技術振興機構(JST)「ネットワーク形成地域型」採択事業
(提案機関:宮城県、 運営機関:特定非営利活動法人 natural science)
応援メッセージ
掲載順序は到着順です
宮城県知事 村井 嘉浩 さん
このたびは,『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2010』の御開催,誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
私たちの身の回りにあるモノや現象は,当たり前に存在するものとして見聞きしてしまいがちですが,その成り立ちにはいくつかのプロセスがあります。普段の生活の中では,プロセスを確認することは難しいかもしれませんが,このイベントでは,県内に集積する優秀な大学・研究機関,関連企業の皆さんの御協力の下,プロセスを五感で体感できる場を提供していただくと伺っており,科学や技術を身近に感じる絶好の機会であるものと思います。
参加者の皆様におかれましては,「なぜ?」「どうして?」「どうなっているの?」と疑問を投げかけた幼い頃の素朴な気持ちで科学のプロセスを体感していただきますことを切に願っております。この体験を通じて,科学を,そして宮城県をもっと好きになってほしいと思います。
経済産業省 東北経済産業局長 数井 寛 さん
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2010』の御開催おめでとうございます。
今、私たちの生活の周りを見渡してみると、科学の進歩によってもたらされたものがいっぱいあります。身近なものですと、携帯電話、パソコン、薄型テレビ、さらには自動車、新幹線、飛行機など。これらは科学の力によって、発明、研究がなされ実用に至ったものです。どうしてできて、なぜ動くのか、などよく考えてみると不思議なことがいっぱい有ります。そこにはいろいろ目に見えないプロセス、仕組みもあって初めて可能になったのです。このサイエンスデイでは、今の社会・産業を支える基礎になった科学の、なぜ、どうして、を仙台・宮城の大学、研究機関、産業などが集まって肌に触れて見せてくれる機会です。
さあ、あなたも科学の不思議に触れてみませんか。