開催報告
- 概要
- アンケート結果
- 主な掲載・放映実績
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『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』に
ご出展・ご来場いただき、誠に有難うございました。
本展は2日間の会期を終えて盛況のうちに閉幕いたしました。
ご支援・ご協力いただきました関係諸団体、
ならびにご出展者ご来場者各位に心から御礼申し上げます。
出展者数とプログラム数および、来場者数を
以下にご報告させていただきます。【出展規模】
●出展者数(2日間)・・・のべ50団体
●プログラム数(2日間)・・・のべ69プログラム
◇講座プログラム:10講座・計16回実施
◇体験プログラム:42ブース
◇natural science 学会:9講演
◇基調講演
◇「科学と社会」意見交換・交流会(特別編)
【来場者数】
7月4日(土) natural science シンポジウム
天 候:雨のち曇
対 象:高校生以上
来場者数:約230人7月5日(日) サイエンス・フェスティバル
天 候:曇時々晴
対 象:子ども~大人
来場者数:約1,140人※インフォメーションでチラシを受け取った人数でカウントしています。
他入口からの入場者ならびに再入場者はカウントしていません。
西澤潤一氏による基調講演(7月4日)
「natural science 学会」口頭発表(7月4日)
「natural science 学会」体験ブース発表(7月4日)
講座プログラム(7月4日)
体験プログラム(7月4日)
「科学と社会」意見交換・交流会(7月4日)
体験プログラム(7月5日)
体験プログラム(7月5日)
体験プログラム(7月5日)
体験プログラム(7月5日)
講座プログラム(7月5日)
開催趣旨
謹啓
時下ますますご清祥の段お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
近年、わが国の科学技術研究及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」の基盤を揺るがす深刻な問題として、子どもたちの「理科離れ」が叫ばれています。「理科離れ」は単に「個人的に理科が嫌い」であるという問題ではなく、理科を学ぶ過程で本来養われるはずの「知的好奇心」や「論理的思考力」などの低下を意味しています。その結果として、文理問わず高等教育を理解できない学生が増大し、大学教育の質の維持が著しく困難に陥っているというかたちで問題は顕在化しており、もはや「理科離れ」問題は、国民全体による知の問題、すなわち社会的リスクであると捉えられています。
これらの社会的背景に、社会の細分化・複雑化に伴い、個々は専門家に任せ、表面だけを利用するブラックボックス化が進んだことがあります。その結果、わたしたちは効率性と引き換えに、本来そこにあるはずの自己と対象との関係性を実感することが困難な状況に陥っています。しなしながら本来、自己と対象との関係性の集積が、すなわち社会です。この自己と対象との関係性が見えない危機こそが、個人・地域社会・国レベルでの問題の本質的な原因とnatural science では捉え、そこから解決策を見出していきます。
自己と対象との関係性を最も実感しやすい範囲として、natural science は社会の中でも特に"地域"に着目します。自分が社会に与えている影響と、自分が社会から受けている影響を実感できることで、人は自らの社会的存在意義を自覚し、主体的に活動することが出来ます。このようなひとりひとりの内発的モチベーションによる主体的なアクティビティーが、地域をつくり、そして社会全体をつくるドライビングフォースとなります。つまり"地域"こそが、社会をつくる基盤であると同時に、社会全体をつくる原動力として、大きな可能性を秘めているのです。
そもそも「科学」の本質は、観察からはじまります。対象に直接触れ、自分の目で見て、自己と対象との関係性を五感で感じることなしに、知的好奇心・論理的思考力が養われることはありません。「科学」と言うと「科学は専門家だけが知っていればいい」と自己と科学との関係性を認識しようとしない風潮や、または成果ばかりが注目されがちですが、そこに至るまでのプロセスにこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方、すなわち自己と対象との関係性を構築する姿勢が隠されています。
natural scienceは「科学」を切り口に、自己と対象との関係性の可視化・再構築の場として機能することを「科学で地域づくり」と位置づけ、昨年開催した「第1回 natural scienceシンポジウム」を更に発展させ、2009年は科学と地域を可視化する場として【学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ】を開催します。7月4日(土)は大学生・高校生・研究者・教員・社会人等が対象の「natural scienceシンポジウム」、7月5日(日)は子どもから大人までどんな方でも参加できる「サイエンス・フェスティバル」を開催します。
7月4日(土)の「natural scienceシンポジウム」は、①西澤潤一氏による基調講演、②新しい学術発表の場として、研究成果のみならず、そのプロセスや視点を体感できるニュータイプの学会「natural science学会」、③企業や大学・研究機関などによる製品や成果などの結果だけでなく科学・技術のプロセスを五感で感じる体験プログラム群、④企業や大学・研究機関などによる、科学や技術を学ぶ講座プログラム群、⑤根井寿規東北経済産業局長をゲストに迎えた「科学と社会」意見交換・交流会(特別編)で構成されます。7月5日(日)「サイエンス・フェスティバル」は、①企業や大学・研究機関などによる、製品や成果などの結果だけでなく科学・技術のプロセスを五感で感じる体験プログラム群、②企業や大学・研究機関などによる、科学や技術を学ぶ講座プログラム群で構成されます。
以上のような【学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ】という場が、既存の枠組みを超え、「科学」を切り口とした地域における新しいコミュニケーションの場として機能することを目指します。
謹白
特定非営利活動法人 natural science
企画概要
社会の成熟化に伴い、科学や技術はブラックボックス化し、わたしたちは便利さと引き換えに、科学や技術のプロセスを五感で感じる機会を失ってきました。しかしながら科学や技術のもたらす結果を一方的に享受するだけでは、科学離れ問題や科学リテラシー不足などの社会的リスクを回避することはできません。
ならば、ブラックボックスを少しだけ開けてみて、科学や技術のプロセスを五感で感じられる場を地域につくりましょう。仙台・宮城は、大学や企業・研究機関等が密集する、本来ならば科学や技術が身近にある地域です。『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』では、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、科学の結果だけでなくプロセスを五感で感じられる場づくりを通して、科学を切り口に「仙台・宮城」が見える場づくりを目指します。
開催概要
- 名 称
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①学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2014
②サイエンスデイAWARD2014表彰式・交流パーティー - 日 時
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①2014年7月20日(日) 9:00~16:00
②2014年7月25日(金) 14:00~(予定) - 会 場
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①【メイン会場】東北大学川内北キャンパス 講義棟 (宮城県仙台市青葉区川内41)
①【サブ会場】東北大学カタールフレンド基金ホール(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6)
②東北大学カタールフレンド基金ホール(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6) - 主 催
- 特定非営利活動法人 natural science (2007年6月設立)
- 共 催
- 準備中
- 後 援
- 準備中
- 入 場 料
- 無料
- 来場対象
- こどもからおとなまでどなたでも
- 来場見込
- 約8,000人(2013年実績:7,206人)
- 出展費用
- 無料(ただし出展に関わるその他の費用はご負担下さい)
- 出展募集
- 約100プログラム
- ● 問 合
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特定非営利活動法人 natural science 事務局 大草芳江
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル3階 Five Bridge 内
Tel.022-721-2035
URL http://www.natural-science.or.jp/
お問合せフォーム - 備 考
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独立行政法人 科学技術振興機構(JST)「ネットワーク形成地域型」採択事業
(提案機関:宮城県、 運営機関:特定非営利活動法人 natural science)