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表彰式・交流パーティー 2014

47の多様な個人・団体が賞創設/お互いに自分の賞をつくって表彰し合う


最年少の賞創設者は小学校4年生の加藤優君

副賞のweb会議システムで北海道の授賞者に遠隔表彰

賞創設者から授賞者へ表彰状と副賞、受賞理由を授与

参加者全員による集合写真

 サイエンスデイAWARDとは、お互いに自分の賞をつくって表彰し合う取組みです。そもそも科学の価値は一つのものさしでははかりきれません。そこで科学の多面性を複眼的な視点から可視化できるよう、サイエンスデイAWARDは、個人・団体を問わず誰もが自分の賞を創設できる点に最大の特徴があります。
 今年の「サイエンスデイAWARD」では、昨年度(40の個人・団体)を上回る、47 の大学や研究機関、企業や官公庁、小中高生などによっ て、計49賞が創設され ました(創設されたAWARD一覧はこちら)。受賞結果は、7月25日(金)に東北大学カタールサイエンスキャンパスホールにて開催された「サイエンスデイAWARD2014表彰式」で発表されました。当日は、会場いっぱいとなる約200名の方にご出席を賜りました。
 サイエンスデイAWARD表彰式では、まず主催者であるNPO法人 natural science の大草芳江から開会の挨拶と趣旨説明があった後、学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ運営委員長の内田龍男さん(仙台高等専門学校校長)が「出展する方も来場する方も共に楽しみ、まさに学都仙台・宮城にふさわしく、科学を身近に感じられる場が生まれつつある。日本を代表する活動の一つへ、皆さんと共に発展させていきたい」と挨拶を述べました。
 続いて、共催者を代表して進藤秀夫さん(東北大学理事)が「サイエンスデイのにぎわいが素晴らしく、来場者・出展者双方にとって多様な意義を見出せる。さらに出展者であると同時に表彰者であるというユニークなAWARDの仕組みの中で、さらなる新たなコミュニケーションが生まれ、新しい時代を担う若い世代が育っていくことを願っている」と述べました。
 同じく共催者の三石安さん(独立行政法人産業技術総合研究所 東北センター所長)は「市民の皆さんの科学リテラシーが上がり、かつ我々研究者が説明責任を果たしていく新しい時代が来ると素晴らしい。今後も本活動が継続され、仙台から世の中に広がっていくことを願っている」と述べました。
 続いて、表彰式が行われました。今年度のAWARDは、計49の賞を計23団体が受賞し、このうち一冠受賞が12団体、二冠受賞が5団体、三冠受賞が4団体、四冠受賞が1団体、開催以来初の十一冠受賞が1団体ありました。
 一冠受賞団体から順番に受賞結果が発表され、賞創設者が受賞者に対して一人ひとり表彰状を手渡し、それぞれの視点からなぜ“よい”と思ったのか、授賞理由が述べられました。また、賞創設者の特徴を活かした副賞もプレゼントされ、なかには、副賞のWEB会議システムを活用して北海道在住の出展者を遠隔表彰する賞創設者もいました。それに対してそれぞれの受賞者は、受賞の喜びを語った後、どのような意図や思いで出展したのか等をスピーチし、相互理解を深めました。
 表彰式に続いて開催された交流パーティーでは、賞創設者と受賞者による、既存の枠組みを超えた交流が行われました。サイエンスデイは、大学や研究機関、企業や官公庁など、様々な方のご協力によって成り立っています。中高生の皆さんも年々、積極的な姿勢で質問するようになり、多様な分野の方との交流を深める姿が目立つようになってきました。
 これからも「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造」に資することを目指し、『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』として、今後も活動を展開して参ります。ご理解・ご協力を賜りました関係者の皆さまに、心よりお礼申し上げます。引き続き、皆様のご支援の程よろしくお願い申しあげます。

サイエンスデイAWARD2014表彰式・交流パーティー 開催概要

【日時】
7月25日(金)13:00~表彰式、16:30~交流パーティー
【場所】
東北大学カタールサイエンスキャンパスホール
【主催】
特定非営利活動法人 natural science
【共催】
東北大学カタールサイエンスキャンパス
【協賛】
宮城光信(東北工業大学学長)、株式会社東日本広告社、 伊藤忠マシンテクノス株式会社 (敬称略)
【会費】
交流パーティー:お一人2,000円(飲食費実費。中高生は無料招待)
【次第】
<第1部>サイエンスデイAWARD2014表彰式
1.はじめに(主催者を代表して)
  大草芳江(特定非営利活動法人 natural science)
2.挨拶(学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティを代表して)
  運営委員長 内田龍男さん(仙台高等専門学校 校長)
3.挨拶(学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ共催団体を代表して)
  進藤秀夫さん(東北大学 理事)
  三石安さん(独立行政法人 産業技術総合研究所 東北センター 所長)
4.サイエンスデイAWARD2014表彰式
  進行&写真撮影:大草芳江(特定非営利活動法人 natural science)
5.『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』協力団体のご紹介
<第2部>交流パーティー
1. 開会の挨拶
  土佐誠さん(仙台市天文台 台長)
2.乾杯の挨拶
  石井鉄雄さん(スリーエム仙台市科学館 館長)
3.閉会の挨拶
  青木孝文さん(東北大学 副学長)
4.締めの挨拶
  堀切川一男さん(東北大学大学院工学研究科 教授)
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